2020年12月11日
ウエルネス5S運動
一般財団法人日本ウエルネス協会
元代表理事 古川 文隆
<29200日の生き方>
人生80年時代。日にちに置き換えると、私たちは「29200日」生きることになる。
筆者が生まれた昭和23年当時、平均寿命は男性50歳、女性54歳。今年7月厚労省は、女性85.90歳、男性79.44歳と、発表。「女性は、主な国・地域別で26年間継続世界1位を香港に抜かれ、2位」。その理由を「大震災と20代女性の自殺者増加」と説明した。
「3万人」。14年間連続、自殺者は年間3万人超え。幸福の根源が「生きる」ことであるならば、実に、不気味で異常な数字、不健康な社会現象だ。 「1067万人」。人口1億2755百万人のうち、糖尿病及びその予備軍とされる患者数だ。
今日の我が国における健康課題は、高齢社会、医療費の増大をはじめ、環境医学的側面、また社会構造や労働形態の変化に伴う疾患等々多岐にわたり、複合的に山積している。「社会」を目指した日本の過去50年間の実績は国際的に評価されてきた。次の50年、「健康」に「文化」を加味した新しい健康観・ウエルネスを世界に発信していく必要があると考えている。
<ウエルネスと健康文化>
ウエルネスとは、29200日を「疾病・障害の有無にかかわらず、明るく前向きに生きようとする心(ウエルネス・マインド)を育てること」を意味する。
当財団は、厚生労働省の所管で昭和60年以来、日本で唯一のウエルネス専門機関として国民のづくり運動に携わってきた。(平成24年7月内閣府所管の一般財団法人へ移行)
筆者らは「健康文化都市推進会議」(平成4年)で、日本独自の「健康文化」と言う言葉を創作し、新しい健康観を「健康とは単なる疾病にかかっていないということではなく、充実した日常生活を送り、自己実現を達成するための最適な状態」と定義した。
「健康の価値を育て、創造し、健康な社会を創ることが、人間が作りうる文化的生活であり、健康文化の時代創造が日本の特性を生かした生活哲学」に基づき、厚生省と「健康文化都市」「健康保養地」構想をはじめ「森林セラピー」「健康日本21」等を推進した。
今日的健康課題の解決の糸口として、政治をタテ糸に、行政をヨコ糸に、そして民間を含めた関係学会を筋交いに織りなす形で、再考と吟味を重ねた議論を期待したい。
平成8年、厚生省は「成人病」を「生活習慣病」へと行政用語を変更した。筆者は、そのワーキング会議で、アメリカで成功していた健康キャンペーン「ウエルネス5S運動」を紹介した。頭文字に「S」が付くモノとの付き合い方だ。S=シュガー(糖分取り過ぎ注意)S=ソルト(塩分控えめ)S=スナック(間食避ける)S=スモーキング(煙草・禁煙)S=シッテイング(座りっぱなし・身体を動かす)
当時、アメリカ厚生省は「健康総合戦略」を策定、発表。内容は、中年期の死因(1位~10位)寄与率を試算したデータで、結果は健康施策にインパクトを与えた。
元代表理事 古川 文隆
<29200日の生き方>
人生80年時代。日にちに置き換えると、私たちは「29200日」生きることになる。
筆者が生まれた昭和23年当時、平均寿命は男性50歳、女性54歳。今年7月厚労省は、女性85.90歳、男性79.44歳と、発表。「女性は、主な国・地域別で26年間継続世界1位を香港に抜かれ、2位」。その理由を「大震災と20代女性の自殺者増加」と説明した。
「3万人」。14年間連続、自殺者は年間3万人超え。幸福の根源が「生きる」ことであるならば、実に、不気味で異常な数字、不健康な社会現象だ。 「1067万人」。人口1億2755百万人のうち、糖尿病及びその予備軍とされる患者数だ。
今日の我が国における健康課題は、高齢社会、医療費の増大をはじめ、環境医学的側面、また社会構造や労働形態の変化に伴う疾患等々多岐にわたり、複合的に山積している。「社会」を目指した日本の過去50年間の実績は国際的に評価されてきた。次の50年、「健康」に「文化」を加味した新しい健康観・ウエルネスを世界に発信していく必要があると考えている。
<ウエルネスと健康文化>
ウエルネスとは、29200日を「疾病・障害の有無にかかわらず、明るく前向きに生きようとする心(ウエルネス・マインド)を育てること」を意味する。
当財団は、厚生労働省の所管で昭和60年以来、日本で唯一のウエルネス専門機関として国民のづくり運動に携わってきた。(平成24年7月内閣府所管の一般財団法人へ移行)
筆者らは「健康文化都市推進会議」(平成4年)で、日本独自の「健康文化」と言う言葉を創作し、新しい健康観を「健康とは単なる疾病にかかっていないということではなく、充実した日常生活を送り、自己実現を達成するための最適な状態」と定義した。
「健康の価値を育て、創造し、健康な社会を創ることが、人間が作りうる文化的生活であり、健康文化の時代創造が日本の特性を生かした生活哲学」に基づき、厚生省と「健康文化都市」「健康保養地」構想をはじめ「森林セラピー」「健康日本21」等を推進した。
今日的健康課題の解決の糸口として、政治をタテ糸に、行政をヨコ糸に、そして民間を含めた関係学会を筋交いに織りなす形で、再考と吟味を重ねた議論を期待したい。
平成8年、厚生省は「成人病」を「生活習慣病」へと行政用語を変更した。筆者は、そのワーキング会議で、アメリカで成功していた健康キャンペーン「ウエルネス5S運動」を紹介した。頭文字に「S」が付くモノとの付き合い方だ。S=シュガー(糖分取り過ぎ注意)S=ソルト(塩分控えめ)S=スナック(間食避ける)S=スモーキング(煙草・禁煙)S=シッテイング(座りっぱなし・身体を動かす)
当時、アメリカ厚生省は「健康総合戦略」を策定、発表。内容は、中年期の死因(1位~10位)寄与率を試算したデータで、結果は健康施策にインパクトを与えた。
Posted by sherry098 at
13:29
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